読書感想文《お金2.0~新しい経済のルールと生き方~》
またお金関連の本を読んでしまいました。
タイトルは、胡散臭さがそれなりにする感じで、2.0ってなんだ?という疑問が常につきまとっていながら読んでました。
佐藤航陽:『お金2.0−新しい経済のルールと生き方』読了しました。
本書を読んでくださった方々がお金を「ツール」として深く理解することで今まさに始まりつつある「新しい経済」をうまく乗りこなし、自分のやりたいことが実現できることを強く願っています。
貧しい幼少期時代を経て、幼い頃から人生は平等ではない。
ということを肌感覚で悟った人がお金の正体を掴むために会社を立ち上げた。
その経験と実績から経済の仕組みを作者なりに解釈し、読者に経済の仕組みを述べる論調だけど、自身の実績と経験を出されたらそりゃ〜説得力強いさ。
資本主義から価値主義へ
人間は豊になると欲望の種類が変化していくのだそうだ。
1980年代以降に生まれた世代は、それ以前に生まれた人とは仕事や人生に対するモチベーションが違うという。
この現象は、この本じゃなくてもテレビとかラジオとかでも喋っているのを何回も聞いたことがあったので府に落ちた。
90年代に生まれた私は、景気がいいという経験を得ることなく成人してきた。
一方で、戦後当時三種の神器と言われた物は、あって当然の中で生まれ育った。
だからなのかはわからないが、「あのブランドの家電じゃないとだめ」とか「あのメーカーのコンポ持ちたい」とか、そうゆう類の所有欲というのは、私はない方だと思っている。
だから、稼いだお金で何かを買うことで満たされるという考えがない。
まとめ
物が溢れた世の中とsnsの発達によって、個人が自分の価値を公にできる土台ができあがると同時に、それに共感する人たちと繋がれる時代になった。
また、そうなってもう久しい。
個人の価値が共感を産んだら、そこから経済圏が始まるような世の中になってしまった。