読書感想文『いつも忙しい時間貧乏をやめる7つの方法』
忙しすぎて、時間がない!ということが何度かあって、それでも自分より忙しい人は世の中にもっと大勢いるはずで、そんな人達は、24時間をどうやって使っているのかと思ったので、借りてみました。
内藤忍:『いつも忙しい時間貧乏をやめる7つの方法』読了しました。
もちろんこういうテーマで本を出版されているので、著者自身も相当に忙しい人。
会社勤めをしながら、本の執筆をしたり、セミナーの講師をしたりと、今の私より圧倒的に自由な時間が少ない人。
どうやって、そんなにいろいろなことを出来る時間を作り出しているのか?
本のタイトル通り、7つのテーマから、時間を確保する術を伝えてくれていた。
・ズラす
・前倒しする
・分解する
・楽しくする
・捨てる
・買う
・俯瞰する
この中で、私が気になったのは、「捨てる」と「俯瞰する」のアプローチ方法でした。
捨てる
進行中の物事にすでに投下しているコストで、もしやめたとしても回収できないものを指します。たとえば、お金と時間をかけて何かを作っていたとして、それが不要になる可能性があるので制作を中止したほうがいいとわかっていても、今までの苦労がムダになるのをことを恐れて、なかなか中止できないパターン。p135
これ自分に結構当てはまるなぁ〜と思ったり・・・
例えば、筋トレなんかでも、最初のうちは数ヶ月サボらずにやり続けて、そうするとなんの目的で筋トレを始めたのか当初の目的がボヤッとしてきて、ただの惰性でやり続けてしまう・・・
重い負荷をかけるわけでもなく、回数をこなす感じになっちゃう。
そうすると、筋トレをやりはじめる当初の目的だった、体を大きくするという目的がぼやっと霞んで、結局、回数重視の筋トレになるから、体は大きくならないというね。
まぁ筋トレに関してだと、やらないよりやった方がいいから惰性でも、続けていた方がいいとは思うんだけども、しかしながら、なぜやるのかという目的を失って、ただ惰性でやってるだけなら時間の無駄だよってことよね。
俯瞰する
効率を追求するあまり楽なやり方ばかり選んでいると、10年先、20年先に仕事にマイナスの影響が出るかもしれません。だとしたら、今は面倒に思えても、あえて手間のかかる方法を選んだほうがいい。あるいは、今は意味がないかもしれないが、10年後に役に立つなら、今からやってみる。p163
そうなのよ、理屈ではわかるのよ、その理論。けどね、実際仕事してる真っ最中にそんなことまで考え及ばないのよね。
急ぎのものだったり、相手方待ってたりしているとね、やっぱりスピード重視しちゃって、効率を求めてしまうのよ・・
そうすると、時間には間に合ってるから、相手方としてはOKだけど、自分自身としてはせっかく経験を積める機会だったのに、効率を求めたことで、結果的に機会損失になってしまった・・・というオチね。
これは常にこのアンテナ張ってないと、いつ自分の経験値積めるチャンスくるかわからないからなぁ〜
かといって、ここばかりにアンテナ張りすぎてると疲れるしね〜ちょうどいい塩梅を自分で見つけるしかないね。
まとめ
時間を有効に確保するための7つのアプローチ方法から構成されていました。
時間に関する本だけあって、この本を読む時間さえも有効に使って欲しいという著者の思いが込められていたのかは知らないけれど、とにかくスラスラ読める。
どれだけ格差が広がっても、唯一人間に平等なのは1日24時間ということだけ。
時は金なり。いやそれ以上やで!という本でした。