田舎僧侶の暮らし

けっこう長芋が好きな坊主のブログ

読書感想文『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』

 

 

 

俺か、俺以外か。非常に短いフレーズだけど、ずっと頭から離れないワード。よくそんな言葉思いつくよなぁ〜と感心していました。

 

ROLAND:『俺か俺以外か。ローランドという生き方』読了しました。

 

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《今日の背景》木魚





ホスト界の帝王、ローランド。金髪の長髪にサングラス。

 

一度見ただけで忘れられないだろう、その容姿。彼がどんな哲学をもって生きてきたのか、彼の過去が垣間見れる一冊になっていました。

 

彼がこれまで発した数々の名言を、彼の解説をもって説明してくれている。何回も、なんでそんな考え方になるの?面白いなぁ〜!と思う箇所満載でした。



 

もともと、自己愛が強いという自覚はあったのだが、それを決定づける出来事があった。よく女性に、「貴方のことが好き」と言われるのだが、その度に、「俺も好きだよ!」と答えていた。「俺も(ローランド)のことが好きだよ」という意味でね。p115

 

 

その後、自分が言った「好き」と、女性が思ったであろう「好き」という意味が違うことに、気づいた後、自分はどれだけ自分が好きなんだと驚いたそう。

 

それ以降、「好き」と言ってくれる女性には「ありがとう」と返しているとのこと。



 

お金より大切な物は、たくさんあると思っている。人生お金が全てではない。それに気付けたのは、皮肉にもお金を手にしてからだ。ー中略ー

どれだけお金があっても、人の気持ちだけは絶対に買えない。心からの愛や優しさは、金では買えないものだ。p127

 



めちゃくちゃ稼いでいるローランド。世間には、職種は違ど、ローランドのように稼いでいる人間は数多くいるだろう。

 

でも稼いでいる人程、お金より大切なものを知っている人が多いような気がする・・・・・仮想通貨で億を稼いだっていう人も、大金を稼いでも幸せではなかったって言っていたな。

 

ローランドも、「金で買えないものの価値は、金で買えるたいていの物を手にして初めてわかる」と言っている。



 

俺は幼少期から、自分は特別な人間だと感じていたし、どこにも属さないし、属したくないと心から願う、そんな子供だった。

もはや、クラスに分けられることすらも抵抗を感じていたことを覚えている。だからこのセリフは幼少期の頃から頻繁に使っていた。

この学校には二種類の生徒しかいない、俺か、俺以外か。と。「〇〇系」やら「〇〇タイプ」なんて、カテゴライズされて生きていくなんて絶対に嫌だった。



まさか、幼少期から、「俺か、俺以外か。」の発想があったなんて!クラス分けということ自体に疑問を感じるあたり、そこからローランドの生き方は始まっていたのかもしれない。

 

 

まとめ

 

数々の言葉を生み出してきたローランド。

 

そんな彼の言葉が詰まった本を読んでみたけれど、彼の魅力はきっと、言っていることと、やっていることが一致しているからなんじゃないかなと思いました。

 

自分の発した言葉と行動に責任をもって、自分だけの道を歩む姿勢は、確かにかっこいい。

 

ローランドという生き方は、きっと私は真似できないけれど、彼が生きる上で大切にしている哲学は、真似することができるのかなぁと思ったり。

 

ひとつでも真似して、行動してみたら、それだけできっとカッコよくなるだろう。