読書感想文『医者が教えるサウナの教科書』
職業柄、スキンヘットに週1ペースでなっているんだけども、その時に、サウナに入って頭皮の毛穴を広げて、T字のカミソリで髭を剃るようにして、頭を剃ってるわけだけど、サウナ後の水風呂が入れなくて・・・・
でも最近やっと、水風呂に入ることができて、ちょっとサウナに対する意識変わってきたので買いました。
加藤容崇:『医者が教えるサウナの教科書』読了しました。
「ととのう」のには医学的根拠がある!本書を読んでからサウナに入ると別次元の「ととのい」が待っている!
これまで、銭湯にいったら必ずサウナには入っていたけど、水風呂には入ったことがなかった。
水風呂の水を桶ですくって体には掛けていたんだけど、それだけで冷たくて、全身が水に浸かったら心臓止まるんじゃないか?!と思えて入らずにしていた。
だけど最近、思い切って入ってみようと思うようになり、入ってみたら驚き・・・・
気持ちいい!
水風呂に入っているのに、なにか温かい膜で覆われているような感覚になっている!
それをサウナー語では、「羽衣」と呼ぶ。というのもこの本で知りました。
そんな現象を経験して、水風呂が気持ちいいと思うようになってから、この本に出会ってしまいました。
この著者自身も昔は、水風呂は拷問であったと回顧しています。
以前の私は正しい知識がなかったため、ちょっと汗をかいたら出て、シャワーで汗を流して終わり。水風呂なんて拷問だと思っていましたし、外気浴にいたっては発想すらしませんでした。つまり、サウナには、銭湯のついでになんとなく入っていただけなのです。p5
そんな、著者と同じ気持ちでこれまでサウナに入っていた私だけども、本書では、サウナの入り方から、医学的になんでその入り方がいいのか解説してくれていた。
サウナの入り方
「サウナ→水風呂→外気浴」を3〜4セットが基本だと、著者は述べています。
水風呂を出る目安は、大体1分。
水風呂に浸かることで冷やされた血液が体を1周するのにかかる時間が大体1分だそうです。
その合図として、気道がスースーしてきたら上がるタイミングなんだそうです。
そうなんだ・・・知らなかったけど、確かに気道がスースーする感覚はわかるし、そのタイミングで出ていたから、出るタイミングはあってたんだ。よかった。
お風呂とサウナは似て非なるもの
お風呂とサウナの最大の差は、その「脳のスッキリ感」にあります。
お風呂では、体の疲れは取れても、脳の疲れは取れません。p115
水風呂に入って皮膚表面の血管がキュッと収縮することで、体の深い部分の太い血管に血液が集中します。
それには脳の血管も含まれるため、脳の血管に血液がぐんぐん巡ります。
実はこの時、脳内の余分な物質の洗い流しが進みます。
血流が増えることで物質の入れ替わりが進むからです。だから、水風呂は非常に大事!p116
また、水風呂に入ると、心臓がバクバクしているのがすごく伝わってくる。
この現象は何も恐れる必要はなくて、水風呂によって心臓に大量の血液が集中して、それを体へ送り出す時、1回で送る量が大量だから、バクバクする。
という心臓の働きとして正常であることの解説もされていて、安心しました。
それと同じで、水風呂終わって、外で真横に寝転がる時も頭がドクドクするのは、この現象と同じだということだろうね。
脳の疲れを消すには、サウナと水風呂のセットがないと効果がない。
ということが、医学の角度から解説されていて、説得力あるし、水風呂入ってスッキリする感覚もわかるから、これからサウナ→水風呂→外気浴という順番が習慣化しちゃいそうです。
まとめ
サウナ→水風呂→外気浴。これがサウナの1セット。
なぜこのセットが良いのか、医学的な角度から解説されていて説得力しかない。
また、時々出てくるサウナー語も面白い。
水風呂入ってる時に、温かい膜で覆われているような、あの感覚のことを「羽衣」と言うらしい。
今までの我流のやり方は違っていたんだ。
という気付きと共に、サウナに入りたくてしょうがなくなる1冊でした。